雪の日曜日

 天気予報どおり昨夜から降りだした雪は今朝になってもやまずに降り続け、窓の外は一面真っ白になっていたのですが、ちょうど太陽が真南に来る頃になると気温も上がっていき(と言っても5〜6℃ですが)、道路の上に積もっていた雪はあらかた溶けて消えてしまいました。

 そんな雪の日曜日、岐阜市市長選挙と市議会議員補欠選挙の投票日でした。市長選挙の方は、候補者の顔ぶれを見ただけで、既に勝負はついているような感じでしたので、貴重な休日の貴重な時間を使ってわざわざ投票に行くのは時間の無駄のように思われたのですが、やはりせっかくの投票権という主権者の権利を行使する重要な機会ですから、時間をやりくりして投票してきました。一方、私の両親はこれまではどんな選挙の投票にも必ず行っていたのですが、雪で滑って転倒でもしたら大変だという理由で投票に行きませんでした。投票に行く気満々だったのに、雪のせいで行けなくて、とても残念そうでした。うちの両親のように、天候が理由で投票に行けなかった高齢者というのは少なくなかったと想像します。海外の主な先進国では、郵便投票やネットを使ったオンライン投票ができたりするのに、日本ではいまだに投票会場に行かねばならない旧態依然としたやり方は、そろそろなんとかすべきだと思います。投票日の夜のニュースでは必ず投票率についても言及し、それが低いことを嘆くような論調ですが、それは人々の関心が低いからではなく、投票のやり方に問題があるからなのだし、技術的にはさほど難しくないとは思うのですが、やはり本人確認とかなりすましなどの不正をどう防ぐかがネックになっているのかな。