マラソンランナーへの道

 一時期、膝を痛めて走るのをやめていた間に私の走る力はかなり後退してしまいました。気持ち的には、またゼロからスタートして積み上げていくつもりです。初心にかえって基礎から学び直そうと思い立ち手に取ったのが『マラソンランナーへの道』という本で、先日読了しました。初心者を対象とした本で、トレーニングの理論や練習方法などがとても分かりやすく書かれており、まるで「マラソンの教科書」のようでした。それもそのはず、著者の鍋倉賢治氏は筑波大学の体育系の教授で、毎年11月に開催される筑波マラソンを完走するための授業というのが筑波大学にはあって、陸上部員とかではなく、まだマラソンなんてやったこともない学生を指導しているのだそうです。私が何度か走ったことのある信州大学ラソンも、マラソン完走を目標に学生を指導する授業の一環でしたし、そういう授業を行う大学が増えてきているようで、近頃の学生は恵まれているなぁと羨ましくて仕方がありません。