目薬

 毎年花粉の季節には早めに耳鼻科を受診して鼻のスプレーと目薬を処方してもらっています。ただ、眼が痒くなることはあまり無いので、目薬は「一応、念の為に入手しておく」だけで実際に使うことはほとんどありませんでした。それがどうしたことか、今シーズンは鼻の症状はほぼ完璧に抑えられているのに、珍しく眼の痒みが発生し、日に日に症状が重くなっていきました。そこでやっと目薬の登場となりました。炎症を抑える一般的な成分が配合された目薬に加え、「症状が酷くてどうしても我慢できない時」用のステロイドが配合された巨力な目薬も処方されていました。一般的な目薬では効き目が十分では無いことが割と早くに判明したので、すぐさまステロイドに手を出すことに。ステロイドは、皮膚炎などに使うと余計に酷くなることはよく知られていますが、眼とか鼻のような局所的な使用であれば酷い副作用が起こることは少ないらしいです。

 ところで、花粉症用に限らず一般的な目薬の差し方ですが、私の差し方が間違っていたことが最近になって判明しました。私の差し方は、おそらく他の人もそうやるように、顔を上に向けて、目を大きく広げて、黒目の部分に目薬を滴下したらパチパチと瞬きをします。そういう差し方を生まれてこの方ずっとやってきたのですが、先日、眼科医ユーチューバーの動画を見ていたら正しい目薬の差し方を説明していて、それによると、顔を上に向けて、あっかんべーをする時のように下の瞼を引っ張って、瞼の部分に目薬を滴下します。差した後は、目をパチパチせず、目を閉じて指で目頭を押さえます。これが目薬の正しい差し方らしいです。目をパチパチすると、目薬がどんどん目から溢れてしまうので、じっと目を閉じて目の表面や瞼の奥に目薬が行き渡るようにします。そして、目薬が目から鼻へ抜けてしまわないように目頭を押さえます。但し、例えば眼に入った異物(花粉とか)を洗い流したい場合は眼をパチパチするのが正しいとのこと。こういうことはもっと早く知っておきたかったです。


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