人混み

 名古屋駅はJR、近鉄名鉄、地下鉄、バスターミナルが比較的狭い範囲内に集まっていて、それらに乗る人、降りる人、乗り換える人が行き交っています。そのような人の濁流の中をぶつからないように歩くことは若い頃は何ともなかったのですが、最近は割と大きなストレスだと感じるようになりました。ぶつからなようにするために、同じ方向へ向かう誰かの後ろにまるで小判鮫のようにピッタリとくっついて行くこともあります。向こうから来るのが女性で、肘にハンドバッグや紙袋を引っ掛けていたりすると、それは横へはみ出ていてこちらの身体に当たりそうになるのでうまく避けるか、当たりそうな位置にカバンを当てがってブロックせねばなりません。時々訪れる京都とか東京の駅も混雑していますが、もう少し無秩序の中にも秩序があったり、なるべくぶつからないようにお互いが注意しあって、できるだけストレスを少なくしようという暗黙のルールに則っているかのようなのですが、名古屋にはそういうものがありません。おそらくそれは名古屋のいわゆる「民度」が低いからなのかもしれません。