お中元。ほぼ鰻。

 午後からお中元の手続きのため名古屋のデパートへ行きました。お中元の特設会場はコロナ前は大変混雑しているものでしたので、今日もきっと長時間待たされるのだろうなと覚悟していたのですが、受付で番号札を渡されて待合コーナーのパイプ椅子に腰を下ろすと5分もしないうちに私の番がやってきました。手続きは滞りなく行われ無事に終了。終わってから気がついたのですが、デパートの店員でマスクをしている人は一人もいませんでした。私は何となく今までの習慣でマスクをしていたし、他の客とか例えば電車の乗客もマスクをしている人の方が多かったのですが、接客業の現場から率先して「脱マスク」へ取り組んでいるのかもしれません。

 ちくわやかまぼこのメーカーであるカネテツの「ほぼ鰻」という商品があることは何年か前から知っていて、食べてみたいと思っていたのですが、オンラインショップではいつ見ても売切でした。ところがこの度、やっと注文することができ、届いたので食べてみました。かまぼこをベースにして鰻のタレで味付けしてあるのかな、ぐらいに思っていたら、食感は本物の鰻にそっくりでしたので驚きました。鰻を全く使わずに魚肉や大豆タンパクでここまで本物に近い物性に仕上げる技術は凄いなと思いました。肝心のお味の方は、というか鰻の蒲焼は鰻本体よりもタレの味で決まるところが大きいのですが、そのタレが私の好みとは違っていて、甘くて重くて、それが後味に残るところがイマイチかな。