『戦』

 青山繁晴氏の『戦 TELL-ALL BOOK』という新書を読みました。タイトルの「戦」は「せん」と読みます。戦中そして戦後の沖縄が歩んできた歴史と、こじれたまま現在も引きずっている問題に多くのページが割かれており、初めて知る内容が多く、たいへん勉強になりました。そして、最後のページには青山氏の驚きの決意表明が書かれていました。いつかはそういう日が来るだろうなと思っていたのですが、それがこんなに早いとは思っていませんでした。それが実現すれば、日本を取り巻く状況は大きく変わり、改善の方向へ進むであろうことは期待できます。しかしその一方で、それが実現することにより困ったことになる近隣の国々は全力でそれを阻止しようとするかもしれませんし、日本国内においても既得権益を失うなうことを恐れた政治家、財界人、その周辺で甘い汁を吸っている輩から大きな圧力をかけられるのは必至だろうし、命が危険にさらされることもあるでしょう。しかし、そんなことをものともせずに突き進んでいく青山氏の姿が目に浮かんできます。