先日、通勤で利用している鉄道で朝と夕方の２回にわたって運転見合わせ及び遅延がありました。２回とも人身事故。事故に遭われた方は勿論大変なのでしょうけど、鉄道関係者や利用客も大変だったことでしょう。通常、こういう事故が発生した場合、鉄道会社のホームページには「人身事故があって電車が遅れている」ぐらいの情報しか発表されませんし、どんな事故だったのかをテレビのニュースや翌日の新聞で報じたりすることもありません。もしも発表して、実名報道していないにも拘らず事故にあった人が特定されたりしたら非難や誹謗中傷が集中することになるからかもしれません。しかし、今回は事情が違うのか、夕方の事故についてはマスメディアによる報道がありました。それによりますと、線路内に老人が取り残され、それを見た人が助けようとして線路内に入り２人とも電車に撥ねられたとのことです。線路内に取り残されることは私の親にだって起こり得ることだし、もしも私の目の前に線路内で動けなくなっている人を見たらやはり助けようとするだろうから、この事故は他人事とは思えず、被害にあった方を気の毒だと思う気持ちが余計に強くなりました。これだけ科学技術が発達しているのだから、線路内にいる人を感知するセンサーぐらい設置してくれよなと思います。恐らく技術的には十分可能だけど予算が無いとか言うんでしょうけど。
