岐阜には「尻毛（しっけ）」という地名があります。河川の氾濫原であり「湿気が多い場所」であったことがその名の由来らしいです。だったら素直に「湿気」でもいいと思うのですが、何故か「尻」の「毛」という漢字を当てるようになってしまったようです。
尻毛というバス停もありますし、何年か前に廃線となってしまいましたが、かつては「尻毛」という名の私鉄の駅も存在しました。
尻毛中央公園やスーパー尻毛なんてのもあったりします。
スーパー尻毛なんて、他の地域の人が見たら「この店ではいったい何を販売しているんだろう？」と思うことでしょう。
しかし、さすがに尻毛小学校とか尻毛中学校は無いようで、それはちょっと残念に思います。確かに、他の地域の人に「学校はどちらですか？」と訊かれて「尻毛中学です！」とハッキリと答えるには開き直りのようなものが必要でしょうし、多感な若い女子中学生などはその名を口にするのをためらうに違いありません。
もしも尻毛中学校があったとしたら、校歌は「♪尻毛ぇ〜、尻毛ぇ〜、あぁ〜あ、我らが母校ぉ〜♪」みたいな感じになるのでしょうかね。こういう校歌が卒業式などで斉唱されたら、緊張がほぐれて和やかな雰囲気になるかもしれません (^^)
