『一本義』

 夜遅くに帰宅。先週、ふらっと立ち寄った高島屋の地下食料品フロアーの酒類売場で販売員に薦められて買った『一本義』という日本酒(福井の純米大吟醸)を少し飲んでみました。その販売員というのが、このお酒の蔵元から出向いて来て小さなコーナーを設けて期間限定で実演販売的なことをしている人で、要は自分のところの商品を売り込んでいるだけのことなのですが、その製造工程などをともて熱心に説明してくれるので、「そこまで言うのなら買ってやろうか」という気持ちになりました。その販売員は「大吟醸特有の華やかな香りはあるが重すぎず、サラッとした口当たり」と言ってました。まあよくありがちな宣伝文句に過ぎないのだろうな、とあまり期待せずに飲んでみたら、ほんとに言った通りの風味でした。私のこれまでの少ない日本酒飲酒歴からすると、日本酒は開栓してから何日かして少し角がとれてまろやかになった頃が飲み易いと思っていたのですが、この『一本義』は開栓直後から程よいまろやかさがありました。これからの寒い季節に鍋などつつきながら飲むのにも合いそうですが、特につまみなどなくてもこのお酒だけでも飲めそうなタイプの美味しさでした。