胃カメラはつらいよ

 先日の人間ドックで一番つらかったのはやはり胃カメラでした。鼻を経由して細い管を胃の奥まで入れるのですが、まずはじめに麻酔薬が含まれているゼリー状の液体を鼻の奥に注入するところで、鼻の粘膜がヒリヒリして涙が出そうになります。胃カメラを体内に入れられるとそれなりに痛みや不快感がありますが、これは毎年やっていると段々と慣れてきます。コツは、痛みに意識を向けないことと、体をリラックスさせることです。体に力みがあると、鼻の奥の通り道が狭くなって痛みが増すので出来るだけリラックスするよう、検査が始まる前に看護師さんからレクチャーされます。レクチャーだけかと思ったら、検査が始まって胃カメラが胃の中を進んでいる時に看護師さんが私の耳元で「はい、力を抜いて〜。ゆっくり息を吐いてぇ、ハァ〜、ハァ〜」と繰り返し囁くのでした。最初のうちは、ああなんて優しい看護師さん何だろう、と嬉しく思ったのですが、そう何度も何度も繰り返されると段々と鬱陶しくなってきましたし、よく見れば白髪混じりのオバちゃんに耳元で囁かれているわけだし、逆に看護師さんだってこんなオッサンの耳元に囁きたくないだろうな、というようなことを考えていると、うまい具合に気が紛れて、その分痛みや不快感が和らぎました。
 検査の結果は、日頃のストレスによって胃の内壁が多少荒れていましたが、治療や再検査が必要なレベルの問題点はありませんでした。ただ、昨年までに比べると荒れ具合が進んでいるように感じたので、ストレスを減らさないといけないんでしょうね。会社などでストレスを感じそうなシチュエーションになったら、看護師さんの「はい、力を抜いて〜、ゆっくり息を吐いてぇ・・・」という声を思い出して、リラックスした状態に戻すよう心掛けたいです ^^;)