スマホのゲームアプリには全く関心が無くて、これまではほとんどやったことがありませんでした。初めからスマホにインストールされていたゲームやAppストアから何となくダウンロードしたものを試しにやってみたことはありますが、さほど楽しくないというか、「クリアしなきゃ」というプレッシャーがまずはじめにあって、クリアすると「嬉しい」というよりは「ホッとする」みたいなところがあり、単に自分で自分にストレスをかけているだけというバカげた状態なので、手を出さなくなりました。
しかし、昨年末ぐらいに『テクテクテクテク』というゲームをやり始めて、こちらはいまだに続けています。これは、いわゆる「位置情報ゲーム（位置ゲー）」というジャンルで、ポケモンGOとかその元となったイングレスと同じ類のものです。自分がいる位置がゲーム画面の中に現れて、自分の周りに半径20〜30メートルぐらいの円があって、その円が触れた区画をタップするとそこの色が変わっていき、そうやって地図の中を移動しながら区画を塗りつぶしていくというものです。それだけのことで、特に頭を使う訳でもなければ、やっていて興奮するわけでもないのですが、もともと歩くのが好きで、よく歩くほうだったという生活習慣と合致したこともあり、続いています。会社の帰りに駅まで歩く時にやるのですが、これまでは最短距離のルートを歩いていたのですが、このゲームを始めてからは時間の余裕があれば遠回りして、これまでに通ったことの無い道を歩いてみることも増えました。そうすると、へぇ、こんなところにカフェがあったのかとか、こんなところに公園があったのかとか、こんなに細かく入り組んだ迷路のような道は元々は何があったんだろうか、と新しい発見があってゲーム自体よりもそちらから大きな刺激を受けることが多いです。ただ、ポケモンGOをやりながら車を運転して起こった事故が問題になったこともありましたので、車や自転車に乗りながらは絶対にやってはいけません。歩きながらでも十分に注意することが必要ですし、薄暗くなってから子供や女性がこのゲームに夢中になって歩いているのは何かと危険なのでやめた方が良いと思います。
このゲームでは、そうやって歩いて区画を塗りつぶしていく他に、各エリアにいるモンスターと対戦することも出来て、相手を倒せば自分のレベルも上がるようなのですが、私はこちらにはあまり興味が無くて、あくまで「歩く」ことに重きを置いています。ただ、いろいろいるモンスターの中に「小林幸子」というのがいて、派手な衣装で紅白に出ていた頃の小林幸子さんそのものなのですが、このモンスターだけはちょっと興味があるので戦ってみたい気がします。しかしこのモンスターの強さは「げきつよ」というランクなので、今の私のレベルではまだ相手になりません ^^;)
