MCTオイル

 MCTオイルとは、Midium Chain Triglcerides(中鎖脂肪酸)のことで、ココナッツやパームから抽出される食用油です。一般的に脂肪というと、太りそうなイメージがありますが、糖質(炭水化物)を摂取した場合のようにインスリンが分泌されることが無いので、むしろダイエットに向いていたりするようです。また、インスリンが無くてもエネルギー源として利用されるので、脳のエネルギー不足を補う効果もあるらしく、それについて書かれた本を随分前にブログで紹介した覚えがあります。

 ちょっと前までは、このMCTオイルを手に入れようと思ったら、アマゾンなどの通販サイトで購入するしかなかったのですが、近頃ではありがたいことに、岐阜のような地方でも、大きなスーパーへ行けば置いてあるようになりました(価格はアマゾンで買うよりも幾らか高いですが)。以前は日清オイリオMCTオイルを買っていたのですが、今回初めて仙台勝山館(せんだいしょうざんかん)というメーカーのMCTオイルを買ってみました。精製された油脂なので、どのメーカーのものでも風味的には同じですし、オリーブオイルのように製法や原料の質によって等級が分かれていたりしませんし、価格はお店や通販サイトによって多少のバラツキはありますが大きな違いは無いように思われます。

 私はこのMCTオイルをヨーグルトに入れて食べていますが、コーヒーなどに入れる人もいらっしゃるようです。ただ、高温で加熱すると煙が出たり泡が立ったりして危険なので、揚げ物に使ったりフライパンで炒めるなどの調理に使用してはいけないそうです(調理済みの熱い料理にかけるのは大丈夫)。また、ポリスチレン容器(カップラーメンのカップなど)に入れると容器が変質して破れることがあるそうです(別の容器に移し替えれば問題無いそうです)。