先日ラジオを聴いておりましたら、この季節に日本へ来た外国の航空会社のパイロットとかCAがこぞって買っていく果物がある、という話をしていました。その果物とは、柿だそうです。世界広しと言えど、柿があるのは日本ぐらいのもので、大変珍しく、とても美味しく、そして値段もさほど高くはないのが人気の理由らしいです。厳密には、干し柿のような食べ物はどこかにあるらしいですが、とれたてのみずみずしい柿が流通しているのは日本だけらしいです。私が子供の頃には自宅の庭に柿の木がありましたし、親の知り合いが柿を箱単位で送ってくることもあり、冬にはみかんと並んでよく食べる果物でした。そんなあまりにも身近な果物だったので、柿に対する私の評価は他の果物に比べると決して高いものではなく、大人になってからはあまり食べなくなりました。しかし、外国のパイロットやCAが買っていくと聞くと、あらためて食べてみたくなり、会社の帰りにスーパーへ寄って買い求めました。富有柿(ふゆうがき)という、岐阜県で開発された品種。食べてみると、柔らかくて甘くて、とても幸せは気分になりました。なるほど、外国人に人気があるのもうなづけます。漢方では柿は体を冷やすと言われているそうですが、食べ過ぎなければ問題ないでしょうから、この冬は柿をたくさん食べよう!