睡魔

 他の事業所に行く用事があり、社用車に私を含めて4人が乗り込みました。運転するのは普段は社長の送迎をしている運転手さん。助手席に私が座り、別の部署の私よりも何年か先輩の社員と、また別の部署の若い女性社員が後部座席へ。高速道路を使って1時間弱の場所へ向かう途中、車内では特に会話は無くて静かだったのと、さすが普段は社長を乗せている運転手さんの運転が滑らかで心地よかったのと、日頃の睡眠不足のせいで私は居眠りをして、時々「ハッ!」として目を覚すのですがまた居眠り、というのを繰り返し、挙句にはあろうことか、少しイビキをかいてしまいました。ほんの短いイビキでしたが、他の3人の耳にも絶対に聞こえていたはず。そしておそらく彼らは「そういえばこの間、車の中で〇〇さん(私のことです)がイビキかいててさぁ〜」とか話そうだし、若い女性社員に至っては、もしかしたら早速スマホを取り出してLINEで友達に「〇〇さん、イビキかいてるし(笑)」とかメッセージを送っていたとしてもおかしくありません。移動中とはいえ勤務時間中なのに、緊張感が足りませんでした。眠いのを堪えるのではなく、そもそも日中に眠気が起こらないように常日頃から質の良い睡眠を充分に取るようにしないとな、とあらためて痛感したのでした。