ジミーちゃん

 一昨日から名古屋高島屋で開催されているジミー大西さんの個展を見に行ってきました。ジミーちゃんが画業を始めてから今日までの30年間の軌跡を辿るように作品が展示してありました。カラフルで原色が時に毒々しくもあるジミーちゃんの画風が一貫してありながらも様々なものをモチーフとして異なるイメージが表現されていました。必ずしも上手い絵ではないし、必ずしも美しくもないし、必ずしも皆に好かれる絵ではないのでしょうけど、単に上手なだけではそれは芸術にはならないのだろうし、芸術とは一瞬で心に衝撃を与えるものであると同時に、簡単には理解できない何かが常にその奥深くに内包されているものなのでしょう。

 とは言え、ジミーちゃんの絵を見て「これぐらいなら私にだって描けるかも」と思った人はたくさんいたのではないかと推察します。私もそんなことをチラッと感じました。しかし、そう思ったのも最初の方に並んでいる作品を見た時までで、夥しい数の作品を目の当たりにして(新聞記事によりますと展示されている作品数は100を超えているらしいです)、こんなにたくさんの作品を創り続けることは凡人には無理であり、やはり才能と努力の人なんだなぁと、ジミーちゃんを見直したのでした。

 午後からサイン会があったので会場で購入したジミーちゃんの画集にサインしてもらい、ツーショットの写真も撮ってもらいました。写真は何だか吉本の売れないお笑いコンビみたいでしたが(笑)。

 個展の会場の売店ではジミーちゃんグッズがたくさん売られておりました。Tシャツやボールペンなどは勿論ですが、作品も販売されていて、安いものでも15〜16万円だし、40万円を超えているものもありました。さすがにそれは私にとっては高価過ぎるので買えませんでした。