母の寝る場所

 長かった入院生活が終わり久しぶりの我が家で迎えた夜、母は寛いだ様子でした。入院前と違うのは寝起きする場所。母の足腰では階段の上り下りが危険だということで2階の寝室ではなく、1階にあらたに設置したベッドで寝ることになりました。母にはそういった理由を説明し、今後はずっと1階のベッドで寝るように伝えた私は自分の部屋へ行き就寝。そして今朝、起床して2階の洗面所で顔を洗っていると、何故か母が2階の寝室から出てきました。えっ!?昨夜は1階で寝たんじゃなかったの?と訊くと、どうやら2階の寝室で寝たらしい。やれやれ。あらためて母にどうして1階で寝ることになったのかを説明しました。しかしそれだけではまた2階で寝ようとするかもしれないので、2階のベッドのマットレスや掛け布団を撤去して別の部屋へ片付けてしまい、ベッドの枠だけが残っている状態にしました。これで2階で寝ることはないはず・・・と思いたいのだけれど油断はできません。