ヘルシンキ

 年齢を重ねても興味を失わないこともありますが、特別に好きな幾つかのことを除くと、段々と色んなことが億劫になってきます。例えば、若い頃は海外に目が向いていて、たくさんの国を旅行したいという気持ちが強かったのですが、最近では国内旅行でさえ面倒に思えてきたのに、海外に行こうなんて気持ちは限りなくゼロになってしまいました。そんな折、ユーチューブで青山繁晴氏の動画を視聴しておりましたら、番組の最後の方のコーナーでフィンランドへ奥様と一緒に旅行した時の話をしていました。フィンランドは「森と湖の国」と言われていて、青山氏は北欧の大自然を満喫するつもりでいたのに奥様(海洋学が専門の青山千春博士)が大の虫嫌いなため、森を散策することも、森の中のサウナに入ってから湖にドボンと飛び込むという定番コースも体験できなかったのだとか。そんなヘルシンキ滞在中、青山氏は宿泊先のホテルのすぐ近くにあったチョコレート屋へ入りチョコレートを食べたのですが、それが大変美味しかったそうです。参議院議員になる前のシンクタンクの社長兼主席研究員だった頃は世界中を飛び回っていた青山氏、甘いものもお好きなようで世界各地で色んなチョコレートも食べたそうですが、このヘルシンキで食べたチョコレートが世界で一番美味しい、と断言していました。私は、フィンランドも多少は興味があるものの、そこへ行くために半日以上も飛行機の狭い空間でじっとしていなくてはならないと思うと、やっぱり行くのはやめておこうと思ったのですが、このチョコレートの話を聞いて俄然興味が湧いてきました。そのチョコレートを食べることをメインの目的にして行ってみるのも良いかも。動画の中で青山氏はホテルの名前もチョコレート屋の名前も具体的には言わなかったのですが、「ヘルシンキで最も古いホテル」、「そのホテルのすぐ前にあるチョコレート屋」と言っていたので、その情報を手掛かりにネットで調べてみると、ホテルはどうやら「ホテル・カンプ」で、チョコレート屋は「カール・ファッツェル・カフェ」であろうことが判明しました。いつか行ってみたいなぁ〜(色々あって当分は無理だろうけど・・・)。ちなみに、そのチョコレートはアマゾンでも買えるみたいですが、青山氏も言っていましたが、こういうのは日本で食べてもそれほど美味しくはなくて、やっぱり現地の雰囲気の中で食べるのが一番美味しいのだそうで、私もそれは分かるような気がします。

 あと、調べてみたらヘルシンキシティマラソンという大会が毎年開催されているらしいので、それに出場しに行くのも良いかもしれません。