奥歯が抜けたあとの空間をどうするか、入れ歯、ブリッジ、インプラントのどれにするかについて、友人や職場の人たちに訊いてみたり、ネットで調べたりと、結構時間をかけて自分なりに情報を集めて検討したのですが、結局のところ、どの方法もメリット・デメリットがあって、特にネット上の情報は調べれば調べるほどかえって迷いが生じたりしました。私の心は揺れ動いていたのですが、最後は「えいやっ」的にインプラントに決めました。そしてその手術を土曜日の午後に受けてきました。麻酔の注射を打ってから歯が抜けた部分の歯茎を切開し、顎の骨にドリルで穴を開けて、そこへ人工の歯の土台を埋め込み、切開した歯茎を縫合するところまで行いました。歯科クリニックでの治療に際しては「痛みの恐怖」が常にあるもので、インプラントのようにドリルで顎の骨に穴をあけるだなんて聞いたことだけで恐怖に慄いてしまうのですが、麻酔がよく効いていたことと、担当の歯科医師が熟練していたおかげで、痛みは一切感じませんでした。ただし、麻酔が完全に切れて痺れがなくなるまでに5〜6時間かかり、その間は食べたり飲んだりするのに手こずりましたが。次回は抜糸して土台の頭に人工歯を取り付けます。その後も何度か通院して完了となる予定です。インプラントの人工の歯はセラミックでできていて、それ自体は虫歯にならないけれど、歯周病のリスクはあるので、毎日のお手入れはしっかりと行っていかねばなりません。