おやつを置いてみた

 暫く前に、我が家の庭に首に鈴を付けた猫が出没するようになったのだけれど、警戒心が強い猫のようでまだ姿を見たことはない、ということを書きました。あれから数日して、いつものように新聞を取りに行こうと玄関のドアを開けると、慌てて逃げていく猫の姿をチラッと見ることができました。猫の柄については詳しくないので、何という種類なのか知りませんが、下の画像のような感じでした。

 時々、野良猫に餌を与えている人を見かけると、面倒なお世話は全くしないくせに餌だけ与えるのはその地域の他の住民にとっては迷惑なのに、どうして餌やり行為がなくならないのか、と私は「餌やり絶対反対派」でした。しかし、自分の身近に野良猫がやってきてみると、不憫に思えて何かしてあげたいという気持ちになったのでした。そして少し迷った末、玄関の近くに猫用のおやつを置いてみました。そんなことをしたのは生まれて初めてのことでした。普段は餌やり絶対反対派だった自分がそうしていることに少しばかり後ろめたい気持ちがありましたが、うちの広い敷地に住んでいる猫は、ほとんどうちで飼っているようなものだから、100%野良猫というわけではないので問題無い、と無理矢理な解釈をすることにしました。ところが、猫用のおやつを置いた翌日も、その次の日も、3日経ってもそのおやつが食べられた形跡はありませんでした。その猫の行動パターンからして、おやつが置いてあることは気が付いているはずですが、警戒して食べないのかもしれません。あるいはおやつの種類が気に入らないのか?