蔵見学

 日本でも屈指の実力を持つバーテンダーが岐阜にいます。「何でこの人が岐阜なんかに?」と驚かれるほどの人物なのだそうです。その人のバーは他のバーと同じように平日と土日の夕方から深夜まで営業していたのですが、それが彼の夢だったのか、昨年、岐阜市内にジントニックの製造工場というか蔵を立ち上げました。以降、バーの営業は土日だけで、それ以外の日は蔵にこもってひたすらジントニック(缶入りの製品)を製造しているのだそうです。そしてその蔵が立ち上がって今月でちょうど1年を迎えることを記念して蔵の見学会が開催されることになったので、事前に申し込んで参加してきました。

 蔵があるのは長良川のすぐ近くの古い街並みが残る川原町。通りの入口に温泉旅館があって、その向こうには土産屋とかカフェなどがありますが、店の数は少ないです。


 その川原町の真ん中あたりにその蔵はありました。その名は「LONG GOOD 長良酒造」。もともと何かの蔵だった建物を改装したようです。

 マスクとメディカルキャップと手袋を着用し、数人のグループで蔵の中へ入り、蔵の主であるバーテンダーさんからジントニックの製造工程をとても丁寧に説明して頂きました。分かりやすくて興味深い内容で大変勉強になりました。途中で何種類かのジンを試飲したのですが、アルコール度数が高いこともあって、私はすぐに酔いが回って顔が赤くなってしまいました。

 帰りに売店でこの蔵で作られた3種類の缶入りのジンを買い求めました。そちらはまだ飲んでいませんので、それらの風味についてはまた別の機会に書く予定です。