大量のバターで牛肉を炒める

 両親の夕食は、平日はおかずの宅配サービスを利用していますが、土日祝日は配達されないので何かを用意せねばなりません。だいたい土曜日は魚料理(刺身、焼き魚等)で日曜日は肉料理を私が買ってきたり調理したりしています。私自身は牛肉や豚肉は食べませんが、両親にはタンパク質を摂取して欲しいとの思いから肉も使うことにしています。そして今日は肉の日。肉料理といっても手の込んだものではなく、先週はフライパンで肉を焼いて焼き肉のタレを絡めただけ。今週はどうしようかと考えていて思い出したのが、学生時代に読んだ椎名誠さんのエッセイ集『全日本食えばわかる図鑑』に出てきた「シソ肉バター丼」という料理。牛肉をバターで炒め、火が通ったら大葉(青シソ)を短冊切りにしたものを投入し、醤油を回し入れて完成というシンプルなもの。ポイントは、バターをたくさん入れること。こんなに入れちゃって大丈夫かと不安になるくらい大量に入れるのだそうです。椎名さんは4センチ角のバターを入れたとのこと。でも流石に年老いた両親にバターを大量に使った料理を出しても食べきれないと思ったので少なめにしました。それでもちょっと油っこくなってしまいましたが、父も母も普通に食べてくれました。私は少し味見したのですが、下味の塩の量が多かったのか塩辛さが目立っていたので次に作る際には気を付けたいです。