カカオティー

 昨日、お昼御飯を食べた後、場所を変えてお茶にすることにしました。ピエール・マルコリーニを覗いてみると、いつもは満席で入れないのに、昨日はたまたま空席があったので入ることにしました。
 コーヒーを注文しようとしてメニューを見ると”カカオティー”という見知らぬ飲み物があり、一体どんなものなのか興味がわいたので飲んでみることにしました。

 カカオティーは、カカオ豆の外側の殻(カカオシェル)にお湯を注いで抽出しただけのものでした。チョコレートの香りもしますが、もっと粗い感じで、カカオ豆本来の風味が味わえます。まあ美味しいといえば美味しいのでしょうが、私にとってはうちの会社のチョコレート工場そのもののニオイで、仕事のことを思い出してしまいました ^^;)

 納得できなかったのがその値段で、1杯900円でした(知人が注文したカフェモカは800円)。そして、持ち帰り用に売っているカカオティー(カカオ豆の殻を袋に詰めたもの)は100gで2,100円でした。カカオ豆の殻なんてチョコレート工場から出る”廃棄物”で、お金を払って処理業者に引き取ってもらう物なのでタダ同然のコストで手に入ると思うのですが、高級なコーヒー豆よりもはるかに高い値段で販売するとは、その商魂のたくましさに驚いてしまいました。